バブル期と昨今のお中元あれこれ

お中元はもとは道教に由来する年中行事のひとつで、上元と中元と下元という三元のうち地獄の帝の誕生日の中元が由来です。中元の日は様々な罪が赦される贖罪の日で、日本では江戸時代頃から商い先や世話になった人に贈り物をする日として定着しました。高度成長期からバブル時代にかけてお中元市場は最盛期にありましたが、2018年時点の市場規模は約7821億円と一兆円を超えていたバブル期に比べてかなり落ち込み以後も年々縮小傾向にあります。それでも百貨店やスーパーでは初夏になるとお中元の特設コーナーが設けられ、まだまだ巨大市場としてマーケットではかなりの利益を見込める分野です。

上司と部下の間でやり取りするのを禁止する企業も増えていますが、企業間ではやり取りする風習が根強く残っています。以前はソウメンやコーヒーなど送付する時に軽くて割れにくいものが主流でしたが、物流の発達にともない割れ物の日本酒やワインなどのアルコール、クール便で届けられる和牛や海産物や珍しい限定スイーツなどが現代では主流です。地元のブランド和牛や特産品などを贈り合ってもらうため、県や自治体などが名産品やご当地スイーツなどをお中元ギフトとして売り出しているなど、様々な商品が選べる時代になりました。名産品の中には食べ物だけでなく薩摩切子などの伝統工芸品もあり、バブル期の頃に比べるとかなり商品が様変わりしています。

企業のシンボルとなる商品を中元商品として贈る企業もあり、今後もいろいろな変化が見られそうです。

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